周りの子よりも早いか遅いのかわからないですが、私の初オナニーは小学校5年生あたりでした。
それまで自分の下半身がどうなっているのか興味があったので時々鏡を用意して、お尻をペタンとついた状態で床に座り、両足を開き観察していました。
いつものようにそんな観察をしている時でした。
何気なく指で触った部分に、それまでは感じたことが無い刺激が走りました。
その刺激が忘れられず……夜眠る前に両親にバレないようこっそりと布団の下で、自分の下半身をまさぐる、という行動が始まります。
本格的にオナニーをはじめたのが確かこの時からです。
夜眠る前、布団の中で気持ちの良い部分、クリトリスのあたりを中指や人差し指を使ってこすっていました。
こすっても刺激されて気持ち良いのですが、オナニーに慣れていくうちに小さな円を描くように指でこする方が気持ち良いということに気づきます。
イクという感覚はこの時はまだなかったのですが、気持ち良いこの行動に私はすっかりハマっていました。
小学校6年生になった頃、本屋で見つけたティーン向け雑誌で女の子のオナニー事情というページを見つけました。
今の時代ではそんな大胆な特集のティーン向け雑誌なんて大問題になってしまいそうですが……まだネットも普及していなかった時代には当たり前に存在していたんです。
特集されるのはオナニー事情やキスの仕方などなど…。
本屋のおじさんに見つからない様、気になるエッチな特集ページを立ち読みして、なんとか内容を覚えて帰ろうと必死でした。
見つかってしまえばそんなエッチな雑誌を読んでいる、と思われてしまう…という羞恥心もあったと思います。
その雑誌で覚えた、「好きな男の子を想像する」「いやらしいことを思い浮かべる」などを、さっそくその夜に実践してみます。
それまでしていたオナニーと比べ物にならないくらいの大きな刺激を感じて最初はびっくりしました。
自分が自分じゃないような変な感覚と、悪いことをしてるという罪悪感……けど指はとめることができません。
円を描くように指を動かしながら、当時好きだった男の子を想像していたはずなのに……途中からなぜかその日立ち読みをした本屋のおじさんが頭に浮かんできたのです。
記憶が新しかったからなのか、その理由はわかりません。
イケないことを考えてる……と思いながらも、私の頭の中では本屋のおじさんが私の体を触ってきます。
好きという感情は抱いていないはずの本屋のおじさんにいやらしいことをされている、そんな想像をしているとどんどん指先が濡れていきました。
目をつむった状態での想像の方がより気持ち良さが深まる気がしたので、オナニーをする時は決まって布団に仰向けになった状態で両目を閉じていました。
声や音を出せば、両親にバレてしまいそうで当時はそれが一番怖かったです。
なので子供の頃のオナニーでは声がでそうになってもずっと我慢していました。
濡れた指先と下半身が接触してなってしまうピチャピチャという音も、できるだけ聞こえないようにと気をつけていました。
音が大きくなってしまうので指の動きのスピードをあげることは、なかなかできません。
けれど……ゆっくり指を動かす方がどんどん濡れていくんですよね。
とても不思議でした。
子供ながらに「気持ち良くなると、どんどん何かが出てくる」とわかり始めていました。
子供なので大人ほど胸も無かったはずなのに、オナニーをする時に想像する私の体はなぜか大人の女の人のような胸をしています。
膨らんだ私の胸を本屋のおじさんが触ってきます。
オナニー中に声は我慢しているけれど想像の中の私は、いやらしい声を出しています。
おじさんも私に向かって優しい口調だけどいやらしい言葉をかけてきます。
そんな想像をしながら下半身を指で触っていると、刺激がお腹の奥まであがってくるような感覚になってきました。
刺激と一緒になにか暖かいような、熱いものがこみあげてきて、この時初めてイッてしまいました。
我慢していた声も、イッた瞬間だけは「あっ……」と小さな声が漏れてしまいました。
初めてイクことを経験してからは、イクまではオナニーを途中でやめることはできなくなっていました。
大人の今ではしないのですが……なぜか子供の頃にしていたオナニーではイク直前は、頭の中で男性にいやらしい言葉をかけられるシーンを繰り返し繰り返し想像をしていました。
「気持ち良いんでしょう?」や「いやらしい子だね」などの言葉です。
自分が言われていることを想像しながら、イクという快感にハマっていたようです。
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