私は、小学生の頃に精通を迎える前に何度もオナニーをした経験があります。
イッた感覚はあるのに精子が出ない……
そんなオナニーは快感と不安が入り交じるものでした。
そもそも私がオナニーの存在を知ったのは、小学校の先輩同士の会話でした。
小学5年生のある日校内でかくれんぼをしており、私は体育館のステージ下の広く真っ暗なスペースに身を潜めていました。
するとそこに、6年生の2人の先輩が入ってきたのです。
私の存在には気づかず、先輩たちはひそひそ声で他愛もない話をしていたのですが、
そこで「おい。知ってるか?ちんちんを手でこうやってこすると気持ちいいんだぜ!?つばでぬるぬるさせたらヤバイらしい笑しかも、精子も出るんだぜ!!」
という会話が聞こえてきたのです。
話を聞いた私は、家に帰ってから自分のペニスを手で軽くしごいてみました。
今までおしっこをするために使っていたペニスをしごくことに、私はとても緊張していました。
しかし、そんな緊張とは裏腹に特に気持ちよさも感じず、1分もしないうちにやめました。
私が初めて本格的にオナニーをしたのは、オナニーの存在を知ってから1カ月ほどたったときでした。
兄が買っていたRAVEというマンガの13巻を読んでいたときに、
主人公のハルという男が闇落ちし、仲間のエリーの服をたくしあげ胸があらわになったのです。
オナニーがなんとなくエロいことだとわかっていた私は、お色気シーンを見た瞬間にペニスをまさぐっていました。
地べたに座り、壁によりかかりながら、左手で漫画を開きながら、右手でペニスを上下にしごきました。
その頃まだ真性包茎だったので、乾いた手でしごくと皮がはがれそうな痛みがあらわれました。
そこで先輩が言っていたように、自分の手によだれをつけて滑りをよくしたのです。
すると、包皮がはがれるような痛みはなくなり、スムーズにしごけるようになりました。
しかし、1ヵ月前にオナニーをしたときと同じように、気持ちよさは感じられません……。
私の中では初めてオナニーもどきをしてからの1カ月間、なんとなく悶々と過ごしていました。
だからこそ、気持ちよさを感じられなくても、以前のようにすぐにペニスをしごく手は止めずに、しごきながら様子を見ることにしました。
するとどうでしょう……。
少しずつ、ペニスあたりにぼんやりとした感覚を覚えだしたのです。この感覚は自分の人生の中で初めて体験するものであり、初めのころは快感ではなく、違和感としての認識のほうが強かったです。
しかし、そのまま右手を動かしていると、その違和感は少しずつ大きくなり気付いたら無意識に右手を動かしているようになりました。
このときには、オナニーで得られる感覚を違和感ではなく、気持ちのよいものだと認識できていたのでしょう。
自分の部屋でつばをつけた手でくちゅくちゅ音を立てながら、オナニーを初めて10分くらい経った頃でしょうか。
私は頭の中で女性キャラのエリーの胸をもんでみる妄想をしてみました。
すると、それまでぼやぁっとした程度の気持ちよさだったのが、ワンランク上のはっきりとした快感に変わったのです。
それから数分も経たずに、ペニスの奥がムズムズしだし、私は人生で初めてイクという感覚を味わいました。
まさに自分の体の内側からペニスの先端へ向かって、なにかが飛び出ていくような快感。
ペニスが何かを吐き出すかのように、ドクドクと脈打っていました。
しかし、なぜでしょうか?
たしかに私はそれまでとは全く異なる快感を覚えたのにもかかわらず、ペニスからは精子が出ていなかったのです。
今考えてみれば、その時の私はまだ精通前だったのです。
小学校の先輩の話をうのみにしていた私は、
「オナニーをすれば、ペニスから精子が出る!」
「精子が出たら、オナニー成功!」
という考え方をしていました。
なので、イク快感をしっかりと覚えつつも、私の中ではまだオナニーは終わっていませんでした。
「あれ?どうして精子がでないんだろう……。」
という不安と「精子が出てないってことは、まだオナニーしていいんだ!」という期待を同時に抱きながら、私は自分の手にまたつばをつけて自分のペニスをしごきはじめました。
すると、ペニスにはそれまでの快感とはまた違った感覚が走りました。
今でこそイッた後のペニスが敏感になることは知っていますが、当時は人生で初めてイッた感覚を味わったばかり。
そんな常識を知る由もありませんでした。
しかし、そのときの私は
「ちゃんとオナニーを成功させたい!」
「もっと気持ちよくなってみたい!」
という思いが強く、敏感になったペニスにひるむことなく、優しくペニスをさすりました。
ペニスが敏感な間は、漫画の他のページにエッチなシーンがないか探していました。
そのときには、直接女性キャラの肌が見えていなくても、なんとなく服の下の裸体を想像したりして、オカズにできないか考えていましたね。
そうして新しいオカズを探しながらペニスを握っていると、少しずつ敏感さが薄れていき、またイク前のように右手を上下に動かしても気持ちよいと感じられるようになってきたのです。
もちろん、どれだけオナニーを続けても、頭の中でエリーのおっぱいをもんだりしてみても、漫画の他のシーンを眺めながらしごいてみても、私が射精することはありませんでした。
それでも、イクまでの気持ちよさが病みつきになった私は、イッた後に敏感になるペニスを上手に休ませながら、オナニーを長時間続けていました。
すると「ガラガラガラ……。」という玄関を開ける音が家中に響き渡ったのです。
畑に行っていた家族が返ってきた合図でした。
その音を聞いて我に返った私は、急いで自分のよだれでべったりと濡れたペニスをズボンにしまい、オナニーを終えました。
今考えれば驚きですが、私はこのときのオナニーで4回ほどイッテいたようです。
どんなに気持ちよくなっても精子が出ないことに不安を感じつつも、
「これからこんなに気持ちよいことが何回もできるんだ……!」
という期待感のほうが大きかったですね。
このオナニーから、私は初めての射精を体験するまで半年ほどかかりました。
今とは違い、携帯電話もインターネットも自由に使える環境ではありませんでしたから、
自分なりに漫画のエロシーンを集めたり、しごき方を試行錯誤したり、滑りをよくするためにボディソープを使ったり、
小学生時代にオナニーへの探究心が鍛えられたのかなと今では思っています。
この投稿の続きは
になります。続けてごらんください。
コメント