私が小学5年生の頃です。
性教育の授業が始まった頃から、男子はおもしろがって
「おっぱい!」「まんこ!」
などエッチな単語を大きな声で騒ぐように。
私もその頃から自慰行為をするようになり性的な気持ちになる事は多々ありましたが、
男子の具体的なエッチな話やオナニーについては全然聞いたことがありませんでしたし、
想像すらできませんでした。
その頃はまだ思春期になる前の事で、仲のいい男子4人女子3人のグループでよく遊んでいました。
いつものように公園に遊びに行った時に、私達は公園の片隅にエッチな雑誌が数冊捨てられているのを発見。
私はとても驚き、他の女の子も顔をぽっと赤くして少し動揺している様子でした。
しかし、一緒にいた男子は面白がって興味津々でページを捲ります。
その本はヌードグラビアだけでなく、
いわゆるセックスシーンが載っている、かなりハードな内容のものでした。
樹まり子,小室友里,小沢まどか,美里真理,麻宮淳子
女性の裸もそうですが、私はそれ以上に男性の裸やセックスシーンに惹きつけられてしまいました。
顔を逸らすふりはするもののどうしてもそこが気になってしまい、ちらちらと視線をそちらに向けます。
保健体育の教科書とも辞典の性に関する項目の文章・図とも異なる直接的なエッチさがそのエロ本にはありました。
性に興味のあった私は気まずさで自分からその本の内容に触れることはありませんでしたが、もっと近くで隅々まで凝視したい、今日皆が帰った後でここに来たらこっそり回収できるかな? とひとりドキドキしていました。
オッパイの大きな女性の写っている写真が載っているページにたどり着いた時には、
「俺はこういう巨乳を見て興奮して床オナするんだよな!」
と一人の男子が。また女性がオチンチンを咥えているページでは
「フェラチオたまんねー!やりてえー!」
と、興奮したように男子たちは声を上げていました。
男子4人とも、雑誌を見てエッチな話をし、男子だけで盛り上がり状態に。
他の女子2人も気まずくならないよう「○○君、変態じゃん!」と冷やかしたりしていました。
「○○まじエロいんだけど」「なにニヤケてんの? このスケベ!」と気の強い女子は男子たちを軽蔑し睨みつけるように言います。
しかしながら男子の方は「女にはセックスのよさはわかんねーよなー」とか「このおっぱい超エロい」「ちょっと静かにしてろよ」と相手にしません。
私はその時男子が話していた言葉の意味が全く理解できず、
ただ混乱と羞恥が入り混じったなんとも言えない感情で黙ってその状況を見ていたのを今でも覚えています。
気の強い女子はまだ男子を非難する言葉をかけていたし、大人しい性格の子は雑誌から視線を逸らすようにしてもじもじと落ち着きなくしていました。
全ての女子に共通して言えるのが、皆顔を真赤にして視線を逸らしつつもどうしてもエッチな雑誌が気になってしまってチラチラと横目で視線をよこしていたということです。
男子たちは女子たちにかまわずエロ本を見ながら興奮した様子で
『オッパイ』『フェラチオ』『セックス』と
繰り返し叫んでいました。
その雑誌には射精のシーンがあり、私は初めてリアルな精液を目にしました。
その時、男子達は
「1回じゃこんな出ないよな。俺は毎日2回はするぜ」
「俺は1日に最高で5回やったことある!」
などと自慢げに話していました。
恐らく見栄を張っていたのかもしれませんが、その場にいた男子全員が
一日最低2回はオナニーをすると言っていたのを覚えています。
いつも仲良くしてる男子達も実は毎日オナニーをしてこの雑誌のように射精までしている、と考えると下腹部にゾクゾクした感覚が沸き起こってきました。
女子達が
「そんなのいいからもう行こうよ」
「あんたらスケベすぎ、ほんと信じられないわ!」
と言っても男子は
「こんなレア物逃したらもったいねーよ」
「なんだ? もしかして一緒に見たかったりすんの笑?」
といった感じですっかりエロ本に魅了されていました。
こうして小学5年生にして私は初めて男子のオナニーについて知ったのです。
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