あれは私が20代半ば、第一子を生んで半年が過ぎた頃のことでした。
地元の公民館で開催された、親子向けのセミナーへ参加しました。
親子といっても対象は幅広い内容で、0歳から小学校中学年ぐらいまで、
幅広い年代の子供と、そのお母さんやお父さんが集まっている会場でした。
かなり大規模に開催されていたので、0歳代のお子さん連れも多く、時間も3時間ほどと割合長かったので、会場の中には即席の赤ちゃんコーナー(カーテンで区切られていて、授乳やおむつ交換ができる)が準備されていました。
セミナーが始まって1時間半ほどしたころ、私の赤ちゃんがおっぱいを欲しがって泣き始めたため、
私はそのコーナーへ入り、授乳を始めました。
私のオッパイのサイズは普段はCカップなのですが、
その時は母乳で張っていてサイズはEカップくらいにはなっていたと思います。
そのせいでサンゴはオッパイが痛くて普通のブラジャーができず、
ずっと、パッドのついた授乳用キャミソールをつけておりました。
そういったスペースがあるとは知っていたので特に授乳用のケープなどは準備をせずに、
キャミソールをずらしてオッパイをあげていたのですが、
一応区切られているとはいえ、公民館の一部へ無理やり作ったものではあるので、
密閉感はなく、少し落ち着かない空間でした。
開始されて一時間半もたつと、子供たちはそろそろ飽き始める時間です。
小学校に通っているような男の子たちなどは、もう話も聞いておらず、会場の後方
(赤ちゃんコーナーも後方にありました)を数人でふざけながら走りあったりしていました。
そのうち、ふざけあうのにも飽きたのか、見慣れぬカーテンを気にして、こちらの様子をうかがってきました。
カーテンをめくり、私と赤ちゃんを見て、騒ぐ子供たち。
「うわぁ!あかちゃんだー!」大きな声を出すので、
「赤ちゃんがいるから、静かにしてね」とお願いする私。
数人いたほとんどの子供たちは、ひとまず赤ちゃんを眺めて、かわいい、だの小さい、だの言った後、
そのまま遊びへと戻っていきましたが、その後、数分おきに何度もやってくる一人の少年がいました。
来るたびに「あかちゃ~ん?」「あかちゃん元気?」などと口にしているので、
相当赤ちゃんが好きなのかと思い放っておきましたが、どうにも様子が変です。
最初は、カーテンを開けて入口から中をのぞく程度でしたが、
だんだんと、やってくるたびに中まで入ってきて、
しまいには授乳の光景をじっくりと間近で見られるほどの距離で私たちを観察しはじめるほどとなりました。
(え……?何なのこの子……?) 見た感じ、小学校3~4年生ぐらいの、男の子です。
「あかちゃーん、おーい、あかちゃん!」
などと言いながら、顔をかなり近づけてくるので、私もだんだんと不快に感じ始め
「大きな声を出すと赤ちゃんびっくりしちゃうから、やめてね」
と言いました。
その時はそのままいなくなったのですが、1分後ぐらいにまたやってきて、おもむろに、赤ちゃんの顔の真横で
「わっ!!」
と大きな声を上げたのです。
当然驚いた赤ちゃんは唇を乳首から離し、泣きはじめる始末。
その事態に私もびっくりして、赤ちゃんの口の周りについた母乳を拭いたり、
抱いてあやしたりしていましたが、ふと、視線に気が付いて男の子の方を見ました。
その時の、男の子の、私を見つめるぼんやりとした顔……
口が半開きで、目が何故かトロンとし、顔が赤くなっていました。
??と思い、よくよく自分自身の格好を見てみると……
一連の流れに驚いたあまり、おっぱいをしまい忘れていて、乳首が丸出しになっていたのです。
そして、男の子が食い入るように見つめている先は、間違いなくその私の乳首でした。
相手はどうせ子供、と警戒もしていなかったのですが、その小学校の男の子の表情を見て、私は事態をようやく飲み込みました。
彼は、私の乳房に興奮しており、何度もここへやってきたのは、
どうにかして乳首を見ようという魂胆だったのに違いありません。
「や、やめてね……ほら、赤ちゃん泣いてるから、向こう行って……」
なんとかそう促しましたが、なぜか彼はその場から動こうとしません。
顔つきは、明らかに興奮していて、しまいに息も荒くなってきたようでした。
更には、ズボンをやたらと引っ張ったりするようになり、もしかしたら勃起してるのかも……?
という不審な動きを見せ始めました。
だんだんと怖くなった私は、乳房をしまい、コーナーから先に出ていきましたが、
泣いている赤ちゃんを外であやしている最中も、男の子は全然そこから出てきませんでした。
その時は私たち親子のほかにはその男の子しか赤ちゃんコーナーにはいないはず……
果たして何故出てこないのか……
私は怖くなったので、その後、途中で家へ帰ってしまいましたが、もしかするとその小学生はその場でオナニーをしていたのかもしれません。
小学校中学年でも、女の人の乳首にあんなに興奮するものなのですね。
今でも、あの時の、小学校に通っている男の子とは思えない男性的な興奮をあらわにしていた彼の表情を思い出すと、
少しこわいなと思ってしまいます。
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